- 「ラルフィリア・サーガ」用語集 -


ネタバレありますので要注意!


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ダニアの森 -王都ラルフィリアに続く東側の斜面の裾野にある丘陵の一つにそびえる森。

-アルトランティの海をのぞむ場所から広がる、針葉樹の多い森。樹齢五百年以上の巨木たちが堂々とした威風を放っているのが特徴。

-ベルナロッサとザジュヴールの戦いの決着がついた場所。


タヒボ=ナフディン -「ラルフィリア・サーガ episode3「砂塵の幻焔」」に登場。
ファルミス辺境視察「鷹の旗」に所属する兵士で、二十代半ばの青年。
ユーリをラルフィリア王家ゆかりの者と察し、ユーリを暗殺しようとする草たちを撃退したことで知り合う。
ユーリの素性と旅の目的を知り、護衛として同行することになる。


姿替えの魔法(チェンジングルーン) -ベルナロッサが自分を吟遊詩人ティランの姿に変えていた魔法。


月影 -純血を重んじるラルフィリア王家において、あってはならない不祥事でできた子供たちのこと。


月の音-Moon Echo -ら・むうん畑発行の季刊誌。「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」や「ラルフィリア・サーガ episode3「砂塵の幻焔」」が連載されていた。


ツンデレ -意訳すると「ティラン」になる。


雪涙(ティアファ) -子供や病人のために作られる半透明のお菓子。


ディーダ -「ラルフィリア・サーガ外伝2 河の果ての楽園」に登場。ベルナロッサの護衛戦士(ガーディア・ソル)。

-「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」にも登場。ベルナロッサが王となり、新たな時代が来るのを夢見て、ベルナロッサに忠誠を尽くす様子が描かれている。


ディーン -ジャス・ディーンの愛称。


ティティオーナ=ラ=ムーナ -ベルナロッサが商人を装って「パルマの楽園(ティリナ)」へ潜入したときに使った偽名。


時に忘れられた小宮(テイム=ラス=デヴアン) -ユーリの住む館。サルファの岬の外れにある白く瀟洒な建物。


ティラン=(デル)=ベルナロッサ -ベルナロッサの王子時代の名前。


ティラン=ラ=ムーナ -異国の吟遊詩人。ヴォルフの親友。冬の蒼星の瞳と珠玉の歌声を持つ青年。ラルフィリアの国王ベルナロッサ=クラウン・ベルのもう一つの姿。

-ユーリの旅に同行し、暗殺者の魔の手からユーリを何度も守り続ける。
春の王宮祭事に再会することを約束して王宮に戻るが、その後も遠くからユーリを守り続けた。

-博識だが、つかみどころのない性格。ユーリやカイルをからかうなど意地の悪い面も持っていて、カイルからはことあるごとに「ペテン師」呼ばわりされている。

-性格ねじれてるけど、料理はすごく上手い(カイル談)。

-すごい酒豪であり、とんでもないうわばみ(ヴォルフ談)。


ティリアン=(デル)=ファイネス -ラルフィリアの第五王子。王家を飛び出してファルミスに居着いた。変わり者と評判だが、優しい気性のため領民からは愛されている。

-2巻の最後で、ユーリはティランの正体が第五王子ティリアンと勘違いし、彼に会うために、カイルとレイラと共にファルミスに旅立つことになる。

-行動範囲も守備範囲も広い(祓い屋の術師談)。

-「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」にも登場。兄ベルナロッサのことを頼もしく誇らしい兄と思い、ベルナロッサを気遣う様子を見せている。

-「ラルフィリア・サーガ外伝2 河の果ての楽園」にも登場。叔父ザジュヴールが気に入らないという理由で、ベルナロッサやサーザと共にナタールカの駆け落ちを手助けする。

-兄ベルナロッサとは年齢が近いため、悪戯も勉強も共にしてきた仲。


常世の湖(テイル・ナ・ルツファ) -霊峰ザナドスの山頂にある湖。


テオドール=クラウン・ベル -太古に存在した、ラルフィリアの英雄王。闇の深い慈愛をもって「眠りの牢櫃」を作り、巨人(マクマホーン)を封印した。

-テオドール・クラウンベルとは「揺るぎなき者」という意味である。


葬送(デドリイ)の魔法(ルーン) -アレフガードが使おうとした魔法。


異空間移動(デ・ポータス) -秘伝呪魔法(エル・ベールルーン)の一つ。触れたものを瞬時に違う次元の狭間に送り込む魔法(ルーン)。


デリル -「ラルフィリア・サーガ外伝2 河の果ての楽園」に登場。ベルナロッサの鏡(ミルドス)を務めていた少年。

-ベルナロッサがナタールカとアークの逃亡を助けていた際も、鏡(ミルドス)としてベルナロッサ不在を取り繕っていたが、ザジュヴールに見破られて殺されてしまう。


デルファス=ランディア -2巻に登場。ディーンの親衛隊の一人。
親衛隊では一番の年長であり、リーダー的存在。
サナフェルやマリオスを操り、ユーリ暗殺を企むが失敗。事実を知り激怒したディーンによって、無残な最期を迎えた。


電撃hp -「ラルフィリア・サーガ」の外伝が掲載された小説雑誌。現在は休刊。


殿様(ドーダム)ガエル -小人(ホビット)族の村の奥の湖にしか住まない巨大なカエル。


トック -第1巻に登場。小人(ホビット)族の村長。赤ら顔に立派な髭をたくわえた人の良さそうな小人(ホビット)。ティランとは知り合い。

-弟のトールは王宮で働いている。


ドミトリオ -国王に仕える執事。老年にさしかかった白髪頭の柔和な人物。


ナタールカ=ユリシーザス=(デル)=フレデリア -「ラルフィリア・サーガ外伝2 河の果ての楽園」に登場。
ベルナロッサの実母にあたる王妃の腹違いの妹。愛称はルカ。
自分の護衛戦士(ガーディア・ソル) であるアークとは相思相愛。
いつも型破りな行動をする甥のベルナロッサを気に入っている。
政略結婚でザジュヴールに嫁ぐことが決められ、ザジュヴールから自分を守るために投獄されてしまったアークを助けて一緒に逃げようとするが失敗。ザジュヴールを拒絶し、アークと共に死ぬことを選んだ。

-ナタールカの死は、ベルナロッサに改めて王位継承を誓わせた。


主(ぬし) -「緋翔伝〜幾千の月のかけら〜」に登場するベルナロッサと思われる人物。同作品の主人公夏木が仕える主人。妹で妻だったユーリアスの転生体である松宮勇樹を守護している。

-勇樹をからかったりするなど、彼女とは不思議な絆で結ばれた関係で腐れ縁といったところ。

-「緋翔伝」最強のチートキャラ。


眠りの牢櫃(ろうひつ) -巨人(マクマホーン)に封印という安らぎを与えるために、英雄王テオドールが作り出した空間。

-古い秘伝呪魔法(エル・ベールルーン)で編まれた光の禍歌が鏡に反射してリフレインを続ける特殊な空間。


バーナム兄弟 -第1巻に登場。屍、死霊の類を操る魔道師。クーリアの命令でユーリを暗殺しようとするがティランに阻まれ、最後は自らの死と引き換えにユーリたちを葬ろうとした。


飛翔(ハイ・フラム) -魂と肉体を分離し、魂だけを馳せる魔法(ルーン)。
サナフェルに犯されそうになったユーリを救うためにベルナロッサが使用した。


パスダ -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。第五王子ティリアンの護衛戦士(ガーディア・ソル)。ティリアンが幼い頃から彼を暗殺者の手から守り続けてきた。ティーダ同様、ベルナロッサたちが成人し、新しい風が吹くのを夢見ている。


バスティ -ユーリの館で働く庭師の老人。


雪豹(パボット) -雪ソリを引く大型の猫科の生き物。


バリィド -ディーンの親衛隊の一人。ヴィーヴルの襲撃で殉職した。


バリイド -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。ザジュヴールの二番目の護衛戦士(ガーディア・ソル)。

-ザジュヴールの最初の護衛戦士(ガーディア・ソル)だったジーザが息子アークとナタールカの逃亡を助けるために命を落としたため、その一件を根に持つザジュヴールから到底人とは思えぬ扱いを受けてきた。そのためザジュヴールに仕えながらも快くは思っていない。

-追いつめられたザジュヴールにベルナロッサから守るよう命じられたが、『王族同士の戦いに際しては、手を貸してはならぬのが護衛戦士(ガーディア・ソル)の掟』と護衛を拒み、結果、ベルナロッサを助ける形になった。


ハルス=ジャッカ -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。ベルナロッサと行動を共にする獣性の一族の一人。身体の中にムササビの因子を持つ。小柄ですばしっこく、舌もよく回る。お調子者だが、戦士としてはなかなかの腕を持つ。


パルトランテ号 -ゴニーザが所有する商船。商船としてはかなりの大きさを誇り、乗組員も相当数いる。


軍神(バルバレス) -ベルナロッサの数えて十二番目の名前。


パルマ -ラルフィリアで古くから信仰されている、正確な秤を携えた八本の腕を持つ商売の神様。


パルマの遣い -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。楽園(ティルナ)へ入ろうとする侵入者を駆除する、巨大な軟体動物。


パルマの楽園(ティルナ) -水面の下にある巨大な娯楽施設。通称『楽園(ティルナ)』。ザジュヴールが野望達成のために、私財をつぎ込んで隠密裏に建設した施設。最下層にあるフロアには国王ユリシーザスへの呪詛を行う部屋がある。

-一度でも楽園(ティルナ)の掟に逆らった者には恐ろしい制裁が加えられる。

-ザジュヴール失脚後は、ベルナロッサの計らいにより、その娯楽性を損なうことなく公共の施設に切り替えられた。


バロン -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。「パルマの楽園(ティルナ)」の総支配人。フルネームはバーニッシュ=バロン。
昔の通り名は『蛇蛻(だぜい)のバーン』で、蛇が抜け殻を残し逃げ去るように名前も人格も変えて様々な局面を回避してきた。
ザジュヴールとつながり、その野望に加担してきたが、ベルナロッサと獣性の一族によって阻まれる。事件解決後は、ベルナロッサに全面協力することによって、死罪を免れ、罪を償うことになった。


緋翔伝〜幾千の月のかけら〜 -「ラルフィリア・サーガ」とリンクしている?作品。

-この作品には、ユーリの転生体(松宮勇樹)と転生しないまま彼女を見守り続けているベルナロッサ(主)、ユーリを兄から取り戻そうと暗躍するディーンが登場。


ファルミス -ラルフィリア王国の最西端にあたる砂漠と草原の国。

-領主はラルフィリア王家の第五王子ティリアン。


フィーン -ディーンの騎竜。国王ベルナロッサの騎竜ステファノスの妹竜で、がっしりした四本の足と太い尾を持った典型的な高速移動型の飛竜(リンドブルム)。


吹雪女の涙謌(ブリザーラ・ル・ティア) -「ラルフィリア・サーガ外伝 凍湖の歌人」に登場。雪の中を彷徨い歩いては恋人を探す魔物。正体はサラ。


フューリィー -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。古代種ディグリアの人魚。特殊な薬で中毒にされ、黒小人に操られていた。ザジュヴール失脚後、リーオに引き取られ、本来の無害な人魚に戻った。

-自分のことはほとんど覚えてなく、生まれてまだ六年(リーオ談)。


血の祝福(ブラッディ・フォール) -暗殺者が主との契約を違えたときに発動する呪詛。

-いったん発動すると、体中の血という血が搾り出されて生き絶える恐ろしい呪詛。

-強力であるがゆえに、この呪詛を掛ける術者の寿命をも削ると言われる。


翔空殿(フラム・ノグ) -望月宮(ラル・ムーナ)の最上階にあり、王族とその親衛部隊の乗る竜が繋留してある場所。


飛翔魚(フラムラスター) -フューリィーの能力を移して作られた殺人魚。


ベル -ベルナロッサの愛称。


ベルグロー -「ラルフィリア・サーガ episode3「砂塵の幻焔」」に登場。
海獣として猟師たちに恐れられている化け物。シャチのように黒と白に塗り分けられた体をした巨大な獣。その前ヒレは2つに分かれており、その半分は4本の鋭い爪になっていて、物を掴むことができる。

-ユーリが持たされた革袋のお守りに引き寄せられ、パルトランテ号を襲撃し、乗組員やユーリたちを苦しめるが、ユーリたちの応戦によって倒された。


ヘルザール -「ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷」に登場。ザジュヴールの鏡(ミルドス)。ザジュヴール失脚後、ユリシーザスの命令でザジュヴールとして公務を執政していくことになった。


ベルナロッサ=クラウン・ベル -ラルフィリアの第四王子にして現国王。ラルフィリアを治める最高にして最強の魔道師。七賢者の一人。
革新的な政治で国民の高い支持と尊敬を集めているが、一方で旧親派の勢力とは戴冠時から摩擦が絶えない。
幼い頃大賢者ウルに予言された「赤玉(せきぎょく)の乙女」であるユーリを后に望んでいる。

-王子時代の名前はティラン=(デル)=ベルナロッサ。

-身長は1マール74ミル(約1メートル90センチ強)。

-三百年待ち続けていた想い人であるユーリを、吟遊詩人ティランの姿で暗殺の魔の手から守り、再会を約束して別れた後も遠くから守り導いた。

-何でもできる完璧超人で最強キャラ。


ベン -「ラルフィリア・サーガ外伝 凍湖の歌人」に登場。
ミジフィーダ山に暮らす樵の老人。ユーリたちがキンブィン湖を知りたがっていることを偶然耳にして声をかけたことがきっかけで、ユーリたちをキンブィン湖に案内した。

-元々はキンブィン村の住人でサラの幼馴染。勉強のため王都に一人旅立ったが(サラも誘ったが母を一人にしておけないと断られたため)、そのことがサラを悲しみに陥らせて雪の魔物を解放させるきっかけとなってしまった。王都から戻ってきたベンは水没した村の近くに炭焼き小屋をたてて、亡くなった村人たちを弔いながら暮らしていた。
魔物と化したサラとの戦いではベンのサラへの呼びかけが、サラを解放し、魔物を倒すことにつながった。


HAUNTEDじゃんくしょん -「ラルフィリア・サーガ」とリンクしている?作品。

-この作品にベルナロッサとディーンらしき人物(旅人(ジェニファ)と黎・エルヴァーン司祭)が登場。


小人(ホビット) -大きな手と大きな足、大きな顔を持つ小さな人。


ポルタ -アニタの下で働く女中頭。



あ〜さ行 | た〜は行 | ま〜わ行



参考資料
ラルフィリア・サーガ 茜色の至宝
ラルフィリア・サーガU 紫苑の鏡花
結城信輝 ラルフィリアサーガイラスト集

ラルフィリア・サーガ外伝 魔馨の渓谷
電撃hp Volume2
電撃hp Volume5




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